※イメージパースです

2013年9月着工 敷地面積 23.00坪 施工床面積 35.56坪 構造 木造3階建て 間取り 4LDK

「どんな家具やどんなライフスタイルとも合わせやすく暮らしやすい」と思ってもらえる空間造りを目指しました。内装は白をベースにアクセントカラーは淡いグレー色にし、素材として木質を加えたナチュラルで少しモダンな雰囲気は、「上品な大人のナチュラルモダン」を目標にセレクトしました。また、間取りはこれまでのお施主様から頂いたたくさんのご意見を参考に、南向きの好立地の敷地を活かした採光や通風、デットスペースを活かした収納、水廻りを2階のワンフロアーにまとめるなど、機能的で暮らしやすさを考慮して計画しました。

財津　智之

敷地の特徴

4mの道路に面した南向きの自社分譲地。間口5.55m・奥行約13.7mの長方形で平坦な土地です。
周辺は戸建やマンションが立ち並ぶ静かな住宅街です。

水廻りを2Fにまとめて開放的なLDKに

今回のお家は敷地に奥行があるので1Fに2部屋確保し、2FのLDKにお風呂と洗面室の水廻りを全てまとめました。お家の横幅も約4.5mあるので15.5畳のLDKは実際にその場で体感していただくと、もっと広く感じて頂けると思います。この開放感を損なわないよう室内は清潔感のあるホワイト系の色味でまとめました。
LDKの壁全面は手塗で仕上げた漆喰を使用します。調湿効果や消臭効果にも優れていて、カラーはホワイトで仕上げているため視覚的な広がりと手塗のぬくもりを感じることが出来、開放感も抜群です。

※工事中の様子です。		キッチンは対面式で、吊り戸を無くしてより開放的な空間に。全てホワイト系の色でまとめて清潔感のあるキッチンに。キッチンの側面にはお施主様からもリクエストが多いブックラックニッチを造作！レシピ本や新聞などが収納できます。 窓サッシと窓台も白に統一してより空間をすっきりと。
※イメージ図面です。		3Fへ上がる階段の壁には縦2つに開口を造りました。この開口から階段室のアクセントクロスが見え、空間にアクセントを加えます。

採光と風通しを考慮した窓の配置

今回のお家は左右を自社の建物に囲まれており、裏が駐車場のため窓の配置にも一工夫。
まず、ご家族で過ごすLDKはたくさんの光が入るように前面の南側にバルコニーを設置しました。バルコニー窓の前のバルコニー壁は外観のアクセントになるよう木ルーバーにしました。木ルーバーにすることで木の隙間から光と風がLDKに降り注ぎます。
南側の窓はお隣とのプライバシーを考慮し、３連の縦すべり出し窓を設置。お家とお家の間の風もここから入り込みます。

※イメージパースです。

バルコニーの一部は壁を立ち上げています。風通しのよい木ルーバー部分と目隠し部分とで洗濯物を干し分けていただけます。この目隠し部分は屋根がないので、空から十分に日光が。こちらも風通しを考慮してスリットの開口を正面の上と側面に設けています。

造作した木のスリット

※イメージ図面です。		3階への階段を上がると廊下との間に木格子があり、バルコニーの窓から入る光が格子を通してやさしく階段室へ落ちてきます。床から天井まである格子は、小さい子供が通り抜けできないよう格子の間隔を110mm以下に。床材のパイン材との組み合わせにより温もりのある3Fの共有スペースとなりました。(左図参照)
※イメージ図面です。		1Fの玄関ホールから階段に上がる壁も一部、3Fの階段壁と同じ木の格子を取り付けて、室内に統一感と、木質のアクセントを加えます。 木のスリットで目線が抜けることで、圧迫感が軽減され、広がりのある玄関に。 広がりのある玄関ホールもお施主様からたくさん頂くご要望の一つです。

奥の部屋にも光が届くバルコニー

3Fの2つの居室の間には、4.5畳のバルコニーを設置。(下図参照)このバルコニーがあることで、敷地奥の部屋にも南側から光と風が通ります。このバルコニーは各2部屋と廊下の3方から出入りができる掃出し窓があります。
4.5畳もあるバルコニーは2部屋の間に程よい距離感を創り、プライバシーを守りつつも掃出し窓を通じて視覚的な繋がりのある空間に。また、廊下からもこのバルコニーに出入りできるので、家族みんなで自由に使える屋外空間になっています。
お天気の良い日はお布団やたくさんの洗濯物を干しても気持ちよさそうです。

※イメージ図面です。

3Fの2部屋は、一部屋は壁一面がクローゼットになった大収納タイプ。もう一部屋は壁の半分をクローゼットに、半分を勉強机を置けるスペースにした2タイプで計画しました。子供部屋として、お子さんのお好みに合わせてお選び頂けます。

寝室の計画

どうしても光が入りづらくなる敷地奥の部屋は、ほとんど夜しか使わない主寝室として計画しました。
ゆっくりとくつろいでいただけるよう、ホワイト系をベースに壁を淡いグレー系のクロスで一面アクセント貼りし、上品で落ち着きのあるベッドルームに。6畳の空間でも、ダブルベッド、PCデスク、鏡台も置けるレイアウトに計画しました。

※イメージ図面です。

2畳あるウォークインクローゼットは主寝室と隣接しています。収納量も豊富で、普段のお洋服、季節の物も収納していただけます。立地条件により、光と風を取り込む窓は北側の駐車場に設置しました。また、この窓はプライバシーを考慮して、中が見えないように大きすぎない横長サイズの窓を壁上部に設置します。

内観

フローリング材は42プロジェクトの標準であるパイン材に。無垢材は風合いの良さだけではなく、素材そのものが呼吸をし、調湿性能を備えています。白い室内にパイン材の明るい風合いが空間を明るく、柔らかく演出します。
室内ドアや窓サッシも全てホワイトで統一し、ナチュラルな雰囲気の中にもモダンで清潔感のある内装に。

※MJHOUSの施工例です。		フローリング材パイン＆漆喰の壁 活き節のとても美しいフローリングです。 優しく、和みのある部屋のイメージに仕上がります。無垢フローリングとしての人気はとても高く、様々な場所にオールマイティーに使用可能です。建材だけではなく家具などにもよく利用されます。 MJHOUSEの施工例：淡路3丁目A-HOUSE 『施工床を最大限に使用した明るいLDKのお家』 ↑ギャラリーでもご覧いただけます。
※工事中の様子です。。		建具やキッチン扉、洗面台の扉は全て真っ白の質感のピュアホワイト色に。 お風呂の壁も白をベースとした爽やかなグレーのストライプにして、お家全体を爽やかなホワイト色でまとめました。

白×グレーのクロス選び

今回のお家のテーマカラーである白とグレーで、柔らかな雰囲気の中にも空間にメリハリをつけました。

階段室とキッチン前のアクセントクロス		階段室とキッチン前のクロス： 2Fから3Fの階段室とキッチン前の腰壁は櫛引の模様が着いた同じ淡いグレーのクロスを貼り分け。 統一感をだしながらも空間のアクセントに。
ベースのクロス   アクセントのクロス		寝室のクロス： 白のクロスをベースに織物調の淡いグレーをアクセント貼りします。落ち着いた大人のベッドルームに。
ベースのクロス   アクセントのクロス		和室のクロス： 和室はゲストルームなので、『お・も・て・な・し』の空間を演出することを目標にしました。和室は黄土色の和紙調のクロスをベースに、1面の壁をグレー系の織物調のクロスで貼り分けします。 シックで落ち着いた空間となりました。 押入れも１間(約1.8m)あり、お客様用の布団や季節の家電も収納できるスペースを確保しました。

高性能でエコロジーな羊毛断熱材

今回のお家で使う断熱材は『サーモウール』です。サーモウールとは、調湿能力に優れた高品質の羊毛とポリエステルを独自の技術で形成した羊毛断熱材です。 高い断熱性能だけでなく、壁内結露による構造材の腐敗、およびアトピーの原因となるカビやダニの発生を防止することを目的として、高温多湿な日本の気候も含め、様々な住居環境に合うように開発された断熱材です。しかも、人にやさしく、地球にとってもエコロジーです。

サーモウールでお家全体をすっぽりと包みます。

※MJ-HOUSE サーモウールの施工の様子

外観

今回の外観色はMJHOUSEでは初めてのグレー色の塗り壁です。
正面のバルコニーは石貼りと木ルーバーでアクセントをつけました。(下図参照)

正面のバルコニーの立ち上がり壁はアクセントとなるよう壁用の石材をアクセント貼りします。 石の素朴さと荒々しさをそのままに、明るめのベージュ色を中心にさまざまな自然の色幅が美しい石材です。

| main |『大人のナチュラルモダンなお家』 大阪市東淀川区淡路3丁目C-HOUSE>>