『将来の介護を優先に考え建てたお家』
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周辺環境
今回の現場は北摂の人気地区吹田市の中でもJR吹田駅周辺で、特に人気のある北摂の南部エリアと言われています。JR吹田駅まで徒歩約10分。阪急相川駅まで徒歩約8分の2WAYという便利な交通状況です。梅田まで20分あれば出れるので通勤・お出かけが楽です。
吹田駅の周辺は昔ながらの商店街やイオンなどの大型スーパー、業務スーパー、ドラッグストア、銀行、飲食店などお店が多く賑わっており生活にとても便利。 都会に近いのに ゆったりとした閑静な街並み、住みやすさが人気です。
吹田駅周辺、相川駅周辺はほぼ平坦なので自転車での移動も楽です。
介護を考えられたお家造り
お施主様からのご希望は、高齢な両親の介護や介助を考えた暮らしやすいお家です。玄関の前にはスロープを設けて車イスでの出入りがしやすいように。玄関やトイレの壁は後々手すりを設置できるように事前に補強を施しました。階段の幅やトイレも介助がしやすいように広めに計画しています。
玄関周り
外出時は車イスを使われるとの事から 玄関の外にスロープを計画。(下図参照)玄関扉は出入りがしやすい引き戸タイプをセレクトされました。ちなみにお家全体の扉も出入りがしやすいように引き戸で計画しています。

また、玄関の左側には上がり框(あがりかまち)を上がりやすいように、後々、介助用の手すりを取り付けられるよう下地補強を施します。
「できれば土間収納で車イスも収納したい」とご要望をいただき、玄関の右側に奥行60cm、横幅1.8mの両開きの扉付き土間収納を計画しました。
中には車イスの収納スペースと、空いた部分に可動式の棚を設けてシューズクローゼットとしても使えるようにしています。扉を閉じるとすっきり隠せる玄関収納です。
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土間収納の中に設置する可動式棚のイメージ図。 写真はメーカーの施工例です。 |
LDK
今回は3階建てのお家です。介護のしやすさを考え LDKとお風呂などの水廻りは1階に配置し、2階と3階にご家族それぞれの居室を配置した3LDKのお家です。1階LDKの道路側には掃出し窓を配置。光の確保のためだけではなく、例えば将来、デイサービスや病院への通院などの時にここから直接出入りができます。さらにこの掃出し窓周りの床は介護用のベッド(およそ100kg)も置けるように補強しました。これらは全てお施主様からのご要望です。
お家の中では歩行器や車イスを使って生活をされるとの事から、一番使用するLDKの扉は床にレールが無い上から吊るタイプの引き戸に。床が完全なフラットになることで移動がより楽に・スムーズになります。
![]() ※メーカーの施工例です。 |
床にレール(敷居)がない場合のイメージ写真 |
LDKの床には滑りにくいように適度な摩擦力を表面に施した床材を採用。またこの床材は特殊なシートも使われているため、杖やキャスター、車イスのキズが付きにくく水や汚れにも強いのでお手入れも簡単という商品です。
カラーは明るくナチュラルな雰囲気が良いというお施主様のご意向により優しいメープル柄をセレクトされました。
![]() ※メーカーの施工例です。 ![]() ※実施に使用されるフロアー色です。 |
さらにキッチン&ダイニング部分に奥行40cm、横幅2.7m、高さは天井まである収納を造りました。扉は3枚の引違い戸で他のドアとデザインを揃え統一感を持たせています。
中は可動式の棚を設けて食器類、キッチン道具、LDKで使う細々としたものや掃除機も収納できます。 またトイレ、洗面との距離も近いので水廻りで使うストック品置き場としても。
介護用トイレ
「介助がしやすい広い空間にしたい」とご要望をいただき、トイレは約2.2帖の広いスペースを確保。さらに車イスでそのまま使えるように トイレの中に手洗い兼洗面台も設置。(下図参照)
ここで歯を磨いたりドライヤーを使ったりと全てが出来る様になっています。
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トイレは壁の片側に寄せ、もう片方は横から介助するためのスペースを確保。 脱衣室から洗面台をトイレの中に移動させることで、脱衣室も広く使えるようになりました。 |
車イス対応洗面器とは車イスでもアプローチしやすいように配管が右寄せになっており、アプローチ(方向転換)がしやすくなっています。(通常の洗面器の配管は中央にあります。)
また、高さも車イスに座ったまま使用しても、膝が洗面台に当たらないように設定しました。
![]() ※写真はメーカーの施工例です。 |
車イス対応洗面器の写真。 実際には洗面台の横に手すりは付きません。 |
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打合せで使用したトイレの中の図。 トイレ中は約2.2帖あります。 |
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打合せしながらスケッチした造作洗面。 洗面台の横には小物を置いたりできるように棚も造作し、コンセントも追加予定です。 |
家族の居住スペース(2階・3階)
階段と廊下の幅は人を支えて一緒に昇り降りなどの介助がしやすいように、標準より約30cm広い110cmで計画しました。(当社の通常の階段幅は約77cmほど)階段を上り2階のホールへ出ると、廊下も入れて6帖の大きなフリー空間が出現(下図参照)。
「家族の憩いの場所にしたい」というご希望から、あえて部屋ではなくオープンなフリー空間として計画し、TVを置いたり、まだ形状は打合せ中ですが造作棚を設置して第2のリビングとして使えるように計画。
お家の南側の建物は平屋のため遮るものがなく2階、3階の陽当りが抜群!2階の南側にバルコニーを配置し、フリー空間全体へ光がたくさん入るように計画しました。
バルコニーは洗濯物が干しやすいように出来るだけ広くとのご要望があり、3帖の広さを確保しました。
この3帖のバルコニーとフリースペースにも繋がりも感じ、実際には6帖以上の広さを感じる 明るくて開放的なフリー空間です。

※2階フリースペースのイメージ図です。
3階には2部屋を配置しました。その内の1部屋は廊下側を3枚の引違い扉で仕切る部屋として計画(下図参照)。
これは普段はオープンな状態で使いたいというお施主様からのご希望です。
扉を開けると2階のフリー空間と同じように、4.5帖の部屋と広い廊下と南側のバルコニーが全て繋がり とてものびのびとした明るい空間に。
桐パネルのウォークインクローゼット
「着物箪笥が2竿あるのでウォークインクローゼットが欲しい」「着物や洋服を収納する場所なので桐にしたい」とご要望をいただき、2階に4帖のウォークインクローゼットを設けました。
ウォークインクローゼットの中は横幅は2.4mあります。ハンガーパイプは壁の片面だけに取り付け、片側はそのまま箪笥が置けるように計画。 かなり大きなウォークインクローゼットなので季節の家電などの大きな物もたくさん収納できます。
さらに大切な衣類をしっかりと保管できるように、ウォークインクローゼットの壁の内側に本物の桐の無垢材で作った桐パネルを施工します。
![]() ※当社の過去の施工例です。 |
桐パネルを施工したウォークインクローゼットの施工例です。 |
桐箪笥は古くより大切な着物などを保管するのに用いられてきた高級箪笥。 桐箪笥が収納に良いとされているのは桐の性質と特徴があるからです。
桐の性質
【防湿・保湿効果がある】
桐自体の組織の中にミクロの小部屋が無数にあり、外部の湿度が高くなると素材自体が膨張し、隙間をふさいで外気を遮断し中に湿気を入れません。逆に外部の湿度が低くなり乾燥すると、収縮し通気を良くして適度な湿気を取り込みます。
【抗菌効果が高い】
桐にはタンニン、パウロニン、セサミンという成分が含まれていて これらが抗菌効果のみならず、防腐・防虫効果を発揮します。
(ある実験ではバナナと食パンを普通の木箱と桐で作った木箱に入れて放置。8日目には普通の木箱に入れた食パンにはカビが生えたそうですが、桐の木箱の中のバナナと食パンはほぼ同じ状態だったそうです)
そして軽くて柔らかい桐は腐りやすい?と考えられがちですが、タンニンが防腐剤代わりとなるため 腐りにくい木材です。
これらの桐の特性をクローゼットの中に取り入れたのが桐パネル施工です。桐の防湿・調湿・抗菌作業により、大切な着物・衣類を守ります。
セルロースファイバー断熱材
断熱材はご両親の事も考えられ、断熱性能の高いセルロースファイバーを選ばれました。
セルロースファイバーを施工することでフリースペース部分のように大きな空間でも、快適に過ごして頂けるお家となります。
セルロースファイバーを簡単にご説明すると、新聞紙の古紙(パルプ素材)で作った断熱材です。新聞紙をリサイクルして作っているのでエコで地球に優しく、アメリカでは最も使用されています。
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これがセルロースファイバーの材料です。 |
そもそも断熱材はその性能を発揮するためには隙間なく、丁寧に断熱材を施工することが重要となります。
セルロースファイバーはお家の壁の空洞に詰め込むように高密度で施工するため、隙間を作らずに施工することができます。

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パンパンになるまで詰め込まれたセルロースファイバー。 | |
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細かな部分は手作業で詰めます。 |
実際にこのセルロースファイバーを施工されたお施主様からお聞きした話です。
新しいお家は1階LDKと2階フロアーが大きな吹抜けで繋がっている大空間。前のお家よりLDKが倍広いためエアコンを2台設置されましたが、実際に使われたエアコンは1台だけ!冬はお部屋を暖めると長時間 暖かさが続き、夏場は一度クーラーで冷やすと、ずっと涼しさが続くためとても快適だと言われていました。
それに電気代がとても安くなったそうです。 素材もエコで、電気代もエコな断熱材です。
さらにセルロースファイバーの素材であるパルプ素材は桐ダンスと同じようにミクロの空洞を持っています。それにより湿気を吸い快適な湿度をキープできます。湿度を調整することから結露やカビを予防でき、柱などの構造体が腐ることを防ぎます。
そしてもう一つの特徴は材料にホウ酸を使っていることです。ホウ酸団子でお馴染みのホウ酸と同じ成分がほんの少し含まれており、ゴキブリやシロアリなどが嫌う防虫(殺菌)効果があります。その他、カビ、ダニ、虫類を防ぎます。
この殺菌力は眼科の殺菌洗眼にも使われています。もちろん、ホウ酸の安全基準はクリアしているので身体に優しい安全な断熱材です。
外観デザイン
お施主様が選ばれた外観カラーは明るいグレー色。明るい色合いがお好みとの事で、窓サッシにシルバー色を組み合わせ、シンプルにスッキリとまとめました。玄関ドアは室内ドアにも使っているナチュラルカラーをセレクトし、外観と室内のイメージに統一感を持たせています。
通院のための送迎車は お家の外で待たなくてはいけないため、雨が降った時の事を考えてカーポート(屋根)を取り付けます。カーポートの設置場所はLDK掃出し窓の真正面にすることで、雨に濡れずにLDKから出入りでき、そのまま待機が可能です。
![]() ※イメージ図です。 |
実際に使用する外観色です。![]() 玄関ドア ![]() |
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![]() ※イメージ図です。 |
LDKの掃出し窓の前にカーポート(屋根)を設置します。 |
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