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『開放的なLDKと大きな収納のある2世帯住宅』
 イメージ図です。 |
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M様との出会いは
当社のHPからお問合せをいただいた事がM様との出会いです。その後、内覧会にも足を運んでいただき当社のお家造りを気に入られ、土地探しからご一緒させていただきました。親御さんと一緒に暮らせる２世帯住宅にしたいとご要望をいただき、1階は親御さんのフロアー、2階、3階をお施主様ご家族のフロアーで計画した2世帯住宅のお家です。
そして、お施主様フロアーは「間取は本当に4LDK必要か？」「実際に広さはどれだけあれば足りるのか？」
チラシによく載っている部屋数だけを考えた4LDKではなく、M様家族のライフワーク、ご夫婦ともにDIYがお好きな事、お家に対しての考えなどを聞かせていただきながら 心地よく愛着を持って暮らしていただけるお家を目標に打ち合わせを重ねました。
敷地の特徴
敷地は間口7.5m×奥行13mの長方形で約30坪あります。北側は道路6mに面しており、敷地両側と後ろは3階建ての戸建に囲まれています。お家のカタチは敷地の南東側を空けたL字型で配置。南東側を空けここから光が確保できるように計画しました。(下図参照)
1階フロアー
M様邸はキッチン、お風呂などの生活スペースと玄関も分かれている完全分離型2世帯住宅。親世帯と子世帯で全く別の生活ができる造りとなっています。1階は親御さんのフロアー。リビング、ベッドルーム、キッチン、お風呂等生活しやすい全ての設備を配置した1LDKで計画しました。
リビングは南側に配置し広さは10.5帖。庭のある南東側に掃出し窓を設けここからたくさんの光が入ります。
さらにこの庭には4帖ほどのウッドデッキを施工予定。ウッドデッキの先までリビングが続くような繋がりを感じることができる空間になります。 お洗濯物もこのウッドデッキで干してもらえ、家事の合間にちょっと気分転換もできます。
また、リビングの横は4帖と広めのキッチンスペースがあり、キッチンからもウッドデッキに出る事ができ、生ごみなどすぐウッドデッキに出す事が可能です。
リビングの奥はベッドルームになっており、普段扉を閉めれば見えません。リビングと寝室を合わせた広さは13.5帖あり、広々とした空間に。
お施主様ご家族のフロアー
2階から上はお施主様世帯のフロアー。まず1階から2階へ上がると右側にLDKがあり、階段を囲んで繋がっているような配置です。(下図参照)「時が経つ事に変わっていく家族のスタイルに合わせて、家具や空間の使い方を自由に変化させていけるように リビングはできるだけ広くしたい」
「表に物が出ないように収納を造りたい」
とご希望を頂き、LDK16.8帖の中でリビング、キッチン、ダイニング、収納 それぞれの広さと位置を検討しました。
キッチン
キッチンはLDK一番奥の壁付けで配置。キッチンは造作したい、とお施主様自ら選ばれたブラックカラーのキッチンを搬入します。そして、キッチン奥の壁にはブルー色の横長のタイルをアクセント貼り。使用するタイルは磁器質タイルよりも低い温度で焼かれ、あたたかみを感じる陶器質タイル。
表面にハンドメイド風の凹凸があり、凹に溜まる透明度の高い釉薬はひときわの美しさがあります。カラーはアンティーク感のあるブルー色を選ばれました。
ブルーのタイル、ブラック色のキッチンと奥の壁に設けた横長の窓とが組み合わせる事でオシャレな相乗効果が生まれ、とても雰囲気のあるLDKのクールなアクセントになっています。
 ※キッチン周りのイメージ図です。 |
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キッチンパントリー
キッチンの左右にぞれぞれパントリーを配置。左側は約1帖。右側には2帖のパントリーが。パントリーの中は空間のみとなっており、今後 DIY好きというお施主様が使いやすいように棚など手を加えていかれる予定です。
食品をはじめ調理道具やストック品、普段使わない食器類などたくさん収納でき、またキッチンの左右にある為、動きやすく動線も短く済むため出し入れしやすい！とても効率的なキッチンとなっています。
また、「冷蔵庫を見えないように隠したい」とご要望をいただき この右側パントリーに冷蔵庫も配置される予定。さらにスペースが丁度いいからという理由で洗濯機を配置。なかなか日本で考えると斬新な配置と思われますが海外のオシャレなキッチンに洗濯機が配置してあるのをよく見ますよね！
例えば3階建てのお家の場合、洗面室が1階でも洗濯機をバルコニーと同じフロアー・キッチン周辺に持ってくることで家事をしながら洗濯⇒洗濯干し(バルコニー)を1つのフロアーで完結させることができ便利。
当社のお施主様も取り入れられる方が増えつつある配置です。実際にお施主様からも、この配置にして良かった！と太鼓判を頂いています！
ダイニングスペース
「ダイニングは料理をして皆でご飯を食べられて、窮屈に感じない広さ。でもリビングを広くしたい」とご希望をいただき、今回はキッチンを壁付けに。
オープンキッチンにしようと思うと、キッチンスペースに約4帖、ダイニングスペースと合せると約7〜8帖のスペースが必要で、どうしてもリビングのスペースにしわ寄せが…。
しかし、キッチンを後ろ向きの壁付にしてすぐ後ろにダイニングを配置することで、キッチン＆ダイニングを約5帖とコンパクトにまとめる事ができ、その分リビングの広さにゆとりがでます。
また、ダイニングを近くに配置することで、奥様は後ろを振り向くだけで お料理の配膳が完了します。さらにダイニングテーブルで勉強をするお子さんとの間の距離もかなり近くなり、お子さんと直接触れ合いながら家事をこなせます。この工夫によりLDKを16.8帖の広さを確保しました。
バルコニー
リビングの南側に5帖のバルコニーを配置。このバルコニーは1階の天井高を少し下げ、LDK床とバルコニーの床をまたぎと段差の無いバリアフリーにして繋がりを感じるように計画。さらに南向きに横約2.4mある大きな掃出し窓を設けることで、リビングからバルコニーまで空間につながりと一体感が生まれ、LDK16.8帖+5帖のバルコニー合わせて21.8帖分という広く開放的なLDK空間が完成しました。
バルコニー床にはウッドデッキも施工予定で さらにリビングの延長として感じてもらえます。
緑を置いても 凄く雰囲気のあるバルコニーになりそうです！DIYがお好きというお施主様がこのバルコニーもじっくり手を加えていかれます。
そしてさらに快適なバルコニーとなるようにバルコニーの壁2面を上まで立ち上げ、LDKの中が見えないようにプライバシーを確保。そして、南東側の壁のみ通常の高さにし リビングから見る景色に圧迫感を無くし光と風も入りやすく。
担当設計曰く、感覚的な気持ち良さを感じていただける空間となるそうです！
※イメージ図です。
通り抜けができるウォークインクローゼット
2階に3帖のウォークインクローゼット(W-CL)を計画。洗濯機のある一番奥のパントリーからW-CL、洗面室へと通り抜けでき、洗面室からLDKへ出入りも可能。キッチン側とLDK側どちらからでもこのW-CLにアクセス可能な配置に。W-CLはお家全体の倉庫で様々なものを収納されるそうです。 |
3階フロアーとファミリークローゼット
3階は家族それぞれのプライベートルームとして計画。「子供部屋は机とベッドが置ければOK」との事から4.3帖のスペースで2部屋確保しました。打合せ当初、2つの子供部屋は続き間で検討されていましたが、お子さんが年頃になった事も考えられ間に壁を造り2部屋に仕切る事に。間の壁はお家の構造計算上 取っても問題無い壁となるように計画。後に大きな1部屋へリフォーム可能なようにしています。
2つの子供部屋にはクローゼットは設けず、その代わりに廊下から家族皆で使える大きな4帖のファミリークローゼットを配置。
家族分の洗濯物を各部屋に運ばなくて良く、管理もしやすいので奥様の家事時短にもなります。また、家族皆で使うクローゼットという意識が芽生えて、お子さんも率先して管理をするようになるかもしれませんね。
主寝室の階段に面している壁を一部空け、階段が見える造りに(下図参照)。 階段室の窓からも光が入り、開放感が生まれました。また、主寝室にいてもリビングイン階段を移動する家族や2階LDKの様子が確認しやすくなります。
※イメージ図です。
外観
外観は お施主様がショールームに足を運ばれ「これが使いたい！」と、選ばれた2色を使いデザインしました。1階はラインの入ったブラックを縦方向に貼り、2階と3階は落ち着いたブラウン系の木目柄を横方向に貼り分けしてアクセントを。玄関ドアは外観の木目柄と色合いの近いものを選びました。
その他 外観デザインに関わってくるサッシカラー、屋根材、軒天などはブラック1色に。
使用色をブラウンとブラックにまとめることで シンプルでかっこいい外観を目指しました。
下は貼り分けデザイン前の外観イメージパースです。
お施主様とイメージを共有しやすくなるように4方向からのパースを制作しました。
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1階を白に貼り分けをした外観イメージパースです。
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外観の最終イメージ図です。 |
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木目柄ブラウン  ブラック  |
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