2008.11.16 Sunday
2008年09月着工 |
はっきりとした好みとこだわりでお家を建てたい場合、みなさんはどうされますか?
S様はずっと「こだわりのお家を建てたい」と考えていらっしゃいましたが、ご近所には建売専門の業者さんが多く、S様のご希望を叶えてくれるような自由設計の業者さんがなかなか見つかりませんでした。そこで、ネットで検索!
MJ HOUSEのホームページをご覧になり、自由設計で建てれるということで資料請求をされたり、弊社のメールマガジンをご購読されたり。 その後、港区で建築条件付きの土地を発見!そこでMJHOUSEへ「建築条件って外せないものなんですか?」と、お問い合わせがあり、弊社の社長がその土地の業者さんと交渉。無事、建築条件を外すことができ、土地をご購入され、MJ HOUSEでのお家造りが始まりました。
白いスクエアな感じのモダンな家がいい。
はっきりとしたイメージと好み。白へのこだわり。
表情の異なる白を重ねることで豊かな白の空間を造りだす。 S様のご希望、理想イメージと僕の考えていることとが「まさにピンポイント!」ってくらいにイメージの共有が出来たお家だと思います。 設計担当:財津 智之
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合い言葉は『白と、スクエアと、モダン』
お客様と打ち合わせをする上で大変なことの一つに「イメージを一致させる」という作業があります。
こだわりが強い方であればあるほど好みも強い方が多いです。その好みをどう共有するか。普通は試行錯誤をしながらイメージを伝えることが多いのですが、S様に限っては僕と好みが似ているということもあって、すんなりとイメージを共有することができました。
「きっと、こんな感じのものがお好きだろうなぁ」
「このお風呂ならイメージにぴったりだろう」など、提出する提案全てがまさにピンポイント!って感じで楽しく打ち合わせをさせていただきました。
一発OKだった間取りプラン。
敷地は19.99坪と決して大きい敷地ではなく、間口は4.90m、奥行き13.50mと細長い形状をしています。そこで問題になったのが階段の位置。普通は壁側に寄せることが多いのですが、少しでもLDKを広くとるため、真ん中に階段を配置するというプランニングを提案。階段を中心に家造りが始まり、空間を狭く感じない様に室内での目線のぬけ方、奥行きのある空間の風の通り方、上下階への移動による目線の変化などに注意をしながらプランを制作しました。
お施主様のご好意間取図を公開させていただきました。
個性的な階段と鉄筋ブレスで視界を抜く。
通常、空間の広がりを遮ってしまう構造の壁が必要となるのですが、それでは圧迫感のある空間になってしまう可能性があります。そこで2~3階の階段にはスケルトンのアルミ階段をご提案。構造の問題は2組の鉄筋ブレスで解決。素材や色もお家のコンセプト通りです。
この後、手すりと階段踏み板も白へ変更。緑のアクリルパネルは白い落下防止ネットへ。 現場ではただの安全策の落下防止ネットもシャープなアルミ階段との組み合わせで個性的な手すりへとなる予定。 |
キッチンからリビングへ空間の区切りを付けながらも、視界を遮るものがないため、圧迫感はありません。
下記はLDKの空間を支える2組の鉄筋ブレス。 クロスされた鉄筋がモダンな空間をさらに演出します。
写真はイメージです。 国土交通省大臣認定 オールステンレス/三次元耐震補強システム金物 【コボット】 特徴: 1.ステンレスだからそのまま出しても錆びない。だから意匠で使えます。 2.国土交通大臣認定商品 構造躯体取付で壁倍率は2.4倍 開口部分の耐力強化に最適 3.壁倍率2.4倍の特徴を利用すると、明るい空間に。 |
床も白とスクエアでモダンに
全ての床は機能性に優れた【NEWオーマイティフロアーシグノ】を使用。強調しすぎることのない石目調ホワイトマーブル柄をセレクト。コンセプトである白・スクエア・モダンをこの建材で実現。ダイニングとリビングには床暖房を設置します。
Nationa NEWオーマイティフロアー[シグノ] カラー:石目調 ホワイトオニックス柄 |
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床表面は高結合ハイコート塗装。面倒なワックスがけの手間をなくし、お手入れは日常のカラ拭きだけでOK。また、汚れもつきにくく、光沢感が持続します。 | |||||||||||||||||
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空間が切れないフルハイトドア
打ち合わせ当初、S様から
「普通の扉を使うことで空間のイメージが崩れるのであれば扉は無しにして欲しい」
というご希望がありました。
しかし、一生生活をするお家ですし、プライバシーの確保の為にも扉は設置していただいたほうが後々絶対に生活がしやすいはず…。でも、S様のこだわりも実現して差し上げたい(by財津)
そこで、MJ HOUSE施工の垂水町のお家でも使用した『KAMIYA』のフルハイトドアをご提案。
床から天井までの区切り無しの1枚ドアは床と壁と天井をつなぎます。
「壁の一部が開く!的な感じになります。これなら空間を途切れさせません。(by財津)」
「これなら使いたい」とS様のご承諾を得て、KAMIYAのフルハイトドア採用決定!
見せる部分と隠す部分にこだわって。
「お客様に見てもらえるような洗面スペースがいい!」ということで、
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階の水廻りの位置関係にもこだわり、見せる部分・隠す部分を分けることにしました。洗面台とトイレを近くに配置することでトイレスペースに手洗いが必要なくなり、すっきりとしたスペースになります。また、生活上必要な物は全て隣のサニタリー内部へ収納し、隠してしまいます。
共同創作?の洗面台
洗面ボウル・排水水栓・ミラーはS様より「これを使って下さい!」と直接ご提供がありました。それに合うように壁面のタイル、カウンター台はこちらで選んでご提案。同じ白でも素材によるメリハリをつけた清潔感のあるお洒落な洗面台に。
実際にどんな仕上がりになるのか、財津も楽しみにしている箇所です。
S様ご自身が上海で購入された洗面ボール。 | |
HiRATA TILE |
全てが白と思いきや…
全てを白と思わせ、隠れた場所にアクセント。
トイレのドアを開けると正面にナチュラルな質感の突板合板が。。
化粧合板 エバーノ板目 ラワンベニヤ基材 天然木を染色積層後、スライスした天然木加工突板。 天然木の質感はそのままに、品質、供給の安定を可能にした新素材。 Veneer(突板)は主にラワンベニヤ等の木質基材に貼りつけ、家具や内装壁面等に意匠材として使用されます。 プライウッドという名称で親しまれるこの素材は、 無垢の木と比較して質感は若干劣るものの、木材の特性である'反り'や'割れ'といった問題をクリアし、 同一素材で広い面積をカバーでき、またリズミカルに木柄を連続させて独特の意匠を味わうことができます。 不燃処理も可能で、ホテル、百貨店、学校等の公共施設や地下街での壁面にも多く使われています。 また、その’薄さ’を利用して、照明器具のシェードやパッケージ等の新しいデザインの開発されています。 |
このお家の中で唯一、色をつけた箇所がこのトイレ正面の壁の一面です。
存在感のあるハイステンレスパネル
お風呂は別のものを提案しようとしていたところ、たまたま目を通したDMになんともイメージがぴったりのお風呂が!
打ち合わせの数日前にS様へ「京都のショールームにあるいい感じのお風呂を見てきます」とご連絡。
S様は財津の「京都」「お風呂」「ショールーム」という言葉でネット検索!
「財津さんが見に行ったお風呂がこのメーカーのだったらいいなぁ…」と考えてらしゃったメーカーのものとまさにピンポイント!
住宅設備機器(ユニットバス・バスルーム)がもたらす機能美とデザイン。それは、見ているものの心と体まで癒してくれる空間。「スピリチュアルモード」が展開するデザインユニットバス・バスルーム、そして浴槽、そのどれもが目新しく、斬新な感覚。 |
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床3色、浴槽4色、壁8色、エプロン3色。それぞれのテクスチュアーの異なるパーツの色の組み合わせから選べます。 シンプルなタワー型コンソールに効率よく収められた機能性。その側面に設けられた収納スペースは散らかりがちな浴槽内の備品を納めることが出来るのでスッキリとした印象を与えます。 |
様々なテクスチャーの白と存在感のあるハイステンレスパネルでアクセントを加え、今までにない浴室空間になりました。
京都のショールームで対応していただいた担当のシモDさん、その説はどうもお世話になりました。(by財津)
外観パース
模型制作:ぼんぼん工房