※打合せ時に使用したパース |
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打ち合わせ当初から、たくさんのメモ書きや切抜きをいただき、印象的だったことは畳数や商品自体のことではなく、まず、どんな風な生活にしたいか、例えばキッチンから見渡せるように〜や、荷物が置けるように〜や、家族の気配を感じる為に〜… 今の日常の動き方や、これからのライフスタイル、毎日の動き方をもとに家創りを一緒にできたと思います。ありがとうございました。 |
財津 智之 |
敷地の特徴
北側道路はやや道幅が狭い。 昔からある建物や新築住宅が混在する住宅地。 南側には隣地の庭があり、建物がなく光と風が確保できる。 |
やっぱり帰ってきちゃいました。
0様との初めての出会いは、土地について当社へお問い合わせを頂いたことから。しかし、その土地では決定せず、O様は別の不動産やハウスメーカーへ。その後、他の不動産でお話を聞かれたあと「やっぱり帰ってきちゃいました。(O様)」と再度ご連絡を頂きました。はじめにご紹介した土地でのご提案内容や当社の自由度、スタッフのキャラクターを気に入っていただいたとのことで、今度は土地探しから不動産営業スタッフ、設計スタッフも参加させていただき、「ご要望の間取りは入るのか」「O様の理想のお家造りは出来るのか」現地に同行し、一緒に検討を重ね現在の土地に決定しました。
奥様の直筆メモ
初めての打ち合わせの時に持参された奥様直筆のメモです。この1行目の言葉がプランの製作中ずっと頭にありました。 本来、お施主様とイメージをすり合わせるという作業はとても難しいのですが、O様は具体的なご要望やその理由をまとめたもの、イメージの切抜きを準備されていたので、打ち合わせをスムーズに進めることができました。
実は子供がダンスが好きで
「広いリビングにしたい理由は、もっと飛び跳ねたり踊ったりさせたいけど、今はマンションだから出来ないんです。広いリビングにしたい理由は、新しいお家では元気よく遊んでほしくて。(O様)」O様のご要望にそえるようLDKを中心とし、お子様が元気に飛び跳ねてまわれるよう開放感のある間取りの提案を心がけました。
家族の気配をいつでも感じたい
「家族のつながり」「家族の気配を感じれるように。」打ち合わせ中にO様から一番出てきた言葉です。
家族の気配を感じるためには仕切る物、遮る物を極力少なくし、空間につながりを持たせる必要があります。
そこで、、、、
吹き抜けを最大限に利用できるプラン
O様は打ち合わせ当初からお家のイメージとコンセプトをはっきりとお持ちで、空間をつなげるためにも吹き抜けを希望されていました。吹き抜けをお家の中心部分に設置すると上下階のつながりができるので上階が孤立化せず空間に一体感が生まれます。1Fと2Fそれぞれで家族の声や気配を感じていただけます。また、採光も確保でき、明るい大空間を創ることができます。※以下は打ち合わせに使用したイメージパースです。
南側の吹き抜けには外に隣接している建物がないので大きな窓を取りました。 外とのつながりもある、開放感ある約6畳の吹き抜けです。 吹き抜け窓はこのオープンビルド情報でも何度かご紹介しているLow-Eガラスを設置します。 夏は遮熱効果を発揮し赤紫外線をカットしながらも可視光線は取り込み明るさを確保します。逆に冬は断熱効果を発揮し、熱を外に逃がしません。 |
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当初のコンセプト通りキッチンは対面式にし、キッチンから全てを見渡すことのできるよう壁無しのオープンキッチンに。腰壁は低い方が見渡しはよいのですが、料理の油はねや水はね、煙などを考えると。。。 そこで、今までの施工例や実際に建てられたOBのお客様の感想をお伝えし、一緒にメジャーで計りながら、高すぎず低すぎないベストな高さを何度も検討しました。 |
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リビングからキッチン、和室、吹き抜け、そして書斎とすべて吹き抜けでつながるようプランしました。 普段は和室の引き戸を全開にし、リビングとひとつの空間に。来客時は引き戸を閉めて客間として利用していただくこともできます。 また角の柱を取り除き空間をすっきりとさせています。引き戸は両脇の壁に完全に収納できます。 |
吹き抜けを活かしたライブラリースペース
普段からご主人が本をよく読まれるらしく、「階段を上がったところに(雑誌を参考にした)本棚が欲しい」とご要望がありました。
「では、机にもなるように造作し、本来はリビングにお子さんの勉強スペースを考えていた分をここに持ってきて、書斎兼、お子さんが宿題をするスペースにしましょう」とご提案。
お子さんの並んで座れるように、幅や奥行きをMJの事務所の壁面収納で一緒に採寸し、検討&確認を重ねました。
お母さんが1Fで家事をしているときも、お互いに気配や雰囲気を感じることができ、声をかけあうこともできる吹き抜けを活かしたライブラリースペースです。
※完成イメージ図 |
見た目スッキリの配線計画1FのリビングのOA機器にはご主人のこだわりがあります。スピーカーは天井付けにし、階段下にはステレオデッキ専用の収納BOXを壁に備え付けで設置します。また、配線は壁の中に配管を通してあるので機器が変わってもつなぎ換えてセットします。 有線でありながら線が表に出ないようにできるのは一から計画・工事ができる新築ならではです。 家族のギャラリー吹き抜けの大きい壁面にはテレビを壁付けし、その回りに奥行き100〜150mm程度の造作カウンターを設置します。ここには極力家具も置かないようにし、すっきりとさせる予定です。このカウンターの配置場所、バランスについてO様とアイディアを出し合い、4パターンの中から掃除のしやすさ、見た目のバランスの良さ、安全面などを考慮して決定しました。 家族が集まるリビングに奥様の趣味の小物や家族写真、お子様が造ったものなどを飾るステキな家族のギャラリースペースが完成! |
※打ち合わせで使用したパースです。 |
開放感の要素
ご夫婦ともにリビングからのつながりと開放感を強く希望されており、そのこだわりはリビングに設置する階段にも。そこで、様々な施工例を見てもらい、その中からカツデンアーキテックのスチールスケルトンを選択されました。 手すりは全て真っ白なフラットバーにし、小さいお子さんへの安全対策としてネットの設置を予定しています。フラットバー&安全ネット 自社施工例:港区S-HOUSE 『白いスクエアモダンなお家』 |
開放感にこだわった階段ですので、階段の踏み板の数、フラットバーの間隔、納まりなどを細かく確認、打ち合わせます。上の図面はカツデン担当者より送られた図面の一部です。
必要に応じて貼り分けた床材
フローリング材はナラの無垢材を検討されていましたが、LDK部分は床暖房をご希望されていました。無垢材の床暖房はコストが格段に高くなってしまいます。 そこで、LDK部分は無垢材の表面と合板の性能を兼ね備えた床暖対応の複合フローリング『ロイズフローリング』をご提案しました。
複合フローリング 合板などの基材に、無垢の化粧単板を貼り合わせたフローリングが「複合フローリング」です。天然木特有の反りや伸縮の狂いが少なく、住宅の床暖に対応できます。 |
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複合フローリング:ADVAN/ロイズフローリングシリーズ カラー:オーク・ナチュラル(表面素材:ナラ材) 天然木の美しい木目と柄を出すために、木の切り方までこだわった床暖房対応フローリング 貼り合わせ構造に使用される接着剤にシックハウス症候群の原因となる化学物質ホルムアルデヒドが含有されておりますが、改正建築基準法の規制対象外(F★★★★フォースター:ホルムアルデヒド放散等級の最上位規格)に対応。 |
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無垢材:ナラ(オーク) 充分な強度と耐久性を持ち、無垢フローリングの定番的人気を誇るナラ。くっきりとした木目と淡い褐色の風合いはあらゆるテイストにマッチします。 |
オリジナルキッチン
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使いやすい収納は住まいの美しさを保ちます。特にO-HOUSEは対面式のオープンキッチンですので、収納の仕方が問われます。
そこで、キッチン背面にオリジナルの造作カウンタータイプのキッチン収納をご提案しました。
佐田建美【ケルン32】/カラー:ホワイト
※打ち合わせ時に使用したイメージパースです。
カウンタータイプのキッチン収納は作業台にもなり、家族みんなで食事の準備が可能です。食器棚と作業台の方向が一緒なので使い勝手も良く、ダイニングテーブルへの配膳も楽に。 キッチン収納の壁には腰壁と同じタイルを施工し、統一感とアクセントを。隠したいものは扉のある棚へ、お気に入りのものは見える棚へディスプレイでき、家電も置ける大型壁面収納です。
1列の短い家事導線
キッチンからサニタリーへの導線は1列に配置しました。 勝手口もキッチン奥の直線上にあり、1Fの庭や下記のウッドデッキテラスでの洗濯物干しも楽々です。ご主人のこだわりのウッドデッキ
建物の南側にはご主人の強い希望で約7.5畳分のウッドデッキのテラスを設置します。ご主人のこだわりポイントは
・フルオープンサッシ
・サッシの幅は1.5間分とかなり幅広
すべてのサッシを開けると中と外がつながったような開放感と明るさを同時に感じていただけます。
※打ち合わせで使用したパースです。 | ウッドデッキにはシンボルツリーを予定しており、アッパーライトで照らします。 | |
ウッドデッキを敷いたフルオープンサッシ 自社施工例: 大阪府吹田市原町Y-HOUSE 『家族とワンちゃんの楽しめるお家』 |
最近特にご要望の多い玄関計画
「北向きなので玄関は明るく」「シューズクローゼットですっきりさせたい」
「買い物の荷物をそのまま置けるようにホールはなるべく広くしたい」
最近、玄関まわりで特にご要望の多い内容です。そこで、土間収納をご提案しました。
収納に困るベビーカーやお子様のスポーツグッズ(少しくらい泥が付いていても)シューズクローゼットなら気にせずそのまま収納できます。 また、ホールに設置するカウンタータイプの収納の上には採光のため、奥様ご要望のガラスブロックを設置します。奥様の趣味の手作りの小物や お好きな物を飾っていただけるスペースにするため、このカウンターとガラスブロックの高さも細かく打ち合わせをしました。
家族が集まるリビングは荷物も増えるから
リビングには家族が集まるので、自然と荷物も増えます。そこで、玄関からリビングにつながる廊下に大容量の収納を設置しました。背の高い掃除機やモップも収めれる天井までのクローゼットと、上下に分かれた収納です。これでお掃除道具もリビングの近くに置けます。
また、上下に分かれた収納の間には堺市K-HOUSEを参考に壁付きのホワイトボードをご提案し、採用いただきました。家族の伝言板スペースにご利用いただけます。
壁付けホワイトボード 自社施工例: 堺市K-HOUSE 『子供と一緒に過ごすために〜開放感と空間のつながり〜』 |
電気をつけなくても大丈夫なように
打ち合わせでは家族の生活スタイルをお聞きします。その時、ご主人はお仕事からの帰りが遅いこともあるとお聞きしました。そこで、ウォークインクローゼットの新しい形として2WAYタイプのものをご提案しました。
家族が就寝中でも廊下からウォークインクローゼットへ入り、着替えを済ませ寝室に入ることができます。
これで寝室の電気を点けなくても大丈夫です。
シンプルでナチュラルな外観
外壁へのO様のこだわりは、シンプルで統一感のある外観。外観イメージパース | ||
白ベースの内観とメリハリをつけたブラウンの外観 | 白ベースの内観イメージと統一感をもたせた白の外観 | |
色違いや、角度を変えたものなど複数のパースをご提示し、お施主様にイメージをしてもらいやすいような状態で打ち合わせを進めていきます。 玄関の庇は奥様が雑誌の切り抜きで持ってこられたものからイメージし、その他の要素とのバランスを取りながら打ち合わせを進めていきました。シンプルな中にも優しい雰囲気になるようイメージしました。 |
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角度を変えたもの。 | ||
サッシの色をシルバーにしたもの | サッシの色を黒にしたもの | |
1Fウッドデッキのフルオープンサッシのサイズが小さめ | サイズを現在の1.5間分サイズにしたもの |
無事、上棟も終了し…
無事に地鎮祭も上棟も終了しました。これからお家がもっと見える形になっていきます。
※6月中旬のO-HOUSE上棟風景