『光と風がたくさん入る北向きのお家』
※打合せに使用したイメージパースです。 |
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長期間の打合せありがとうございました。この間に、MJHOUSEの内覧会にもたくさんご参加頂き、決めていくことも多く大変だったと思います。光と風をどこから取り入れるかがテーマとなったお家で快適にお過ごしいただけるよう「光は多く、でも熱は入れない。」がポイントとなりました。 風が通るように全ての窓の開き方や内部の仕切り方をお施主様と一緒に検討し、お施主様からも様々なアイディアを頂きながら打合せを進めていきました。 これからはゆっくり新しい住まいを楽しんで下さい。 |
財津 智之 |
敷地の特徴
JR吹田駅の南側に位置する閑静な住宅街で、北側の道路(約4.5m)に接しています。間口約8.5m×奥行約16.4mの整形な敷地形状で、平坦な土地です。
I様との出会いは
吹田市昭和町の物件をネットで見られ、このエリアで探されていたI様よりMJHOUSEへお問合せ頂いた事から、I様とのお家造りが始まりました。敷地条件を活かした採光計画
お施主様がご希望されたお家は、「たくさん光が入る事」「風通しが良いこと」。今回のお家は北向きですが、敷地が大きくスペースに余裕があることから敷地奥の南側に空地を取り、南側からお家の中へたくさん太陽の光が入るようにお家の間取りをレイアウトしました。 (下図参照)
※イメージ図です。 |
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※打合せに使用したイメージパースです。 |
さらにLDKに吹抜けを設置して、上部からも光をふんだんに取り込みます。光を取り込む窓は熱や紫外線もたくさん取り込むため、吹抜けのガラスは全てLOW-Eガラスをご提案し、採用になりました。 | |||||||
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※打合せに使用したイメージパースです。 |
この空地にウッドデッキを敷き、リビングとつなげることで開放感のあるLDK空間へ。ウッドデッキは約4畳のスペースがあるので、LDKと合せると約24畳の大空間になります。(左図参照) ウッドデッキに面する窓はフルオープンできるタイプに。 お天気の良い日は全て開けて、2つ目のリビングとしてお使いいただけます。 |
いつでもどこからでもTVが見れるレイアウト
お施主様より「夫婦で語学勉強(英語、韓国語、中国語)のためにTVをよく見るので、LDKのどこからでも見えるようにしてほしい」とご要望を頂きました。そこで、キッチンとダイニングテーブルを横に並べるタイプをご提案。対面式タイプと悩まれましたが実際に完成内覧会で比較していただき、家事動線も考慮した横並びタイプに決定しました。ダイニングテーブル、ソファー、キッチンと、どこからでもTVを見ていただけます。(下図参照)※イメージ図です。 |
限られたスペースの中での収納は、どこのお家でも大きな課題の一つです。キッチンの後ろには、作業もできるカップボードを設置。 コンロ前にもリビング収納、階段下のデットスペースも造作収納を造り、たくさんの収納を確保しました。 |
水廻り
完成内覧会でトイレ室の横幅をご確認され 「もう少し広くしたい。」 「手洗いはタンクとは別に設置したい。」 というご要望を頂きました。 そこで、トイレと隣接する階段下スペースを活用し、このスペースに手洗い器を設置する事をご提案。(右図参照) 通常よりも広い、ゆったりとくつろいでいただけるトイレスペースへ。 |
※イメージ図です。 |
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※MJHOUSEの施工例です。 |
洗面室は2方の入口を設置し、帰宅後、リビングに入る前に手を洗うことができます。 また、「洗濯機は見えないようにしたい」という奥様からのご要望により、リビングスペースを一部利用して扉の付いた洗濯機収納を設置します。 収納には壁をくりぬき埋め込んで設置する収納棚をご提案。(左写真参照) 空間に凹凸が無い、すっきりとした洗面室へ。 |
書斎スペース
ご主人より「リビングと隣接した書斎が欲しい」と、ご要望をいただきました。書斎へのご希望は…
「リビングと隣接していること。」
「集中して仕事ができるように、外と区切られた空間がいい。」
「普段はオープンにして風を通したい。」
の3点です。
また、内覧会にご参加されたお施主様のアイディアで、書斎と隣の4.5畳の居室の間の壁に扉を設置。
4.5畳の居室〜書斎〜リビング〜ウッドデッキと1F全体が風通しのいい空間となりました。
※打合せに使用したパースです。 |
リビング側のドアは天井まで届くハイドアをご提案。より開放感を感じて頂けます。 書斎の壁には帰ったらすぐコートを掛けれるコートフックを設置。 この壁は緑色のクロスでアクセント貼りをします。 |
2Fのホール
LDKの吹抜け部分に一部飛び出すように2階のホールが出っ張っており、下から見上げると宙に浮いているようなスペースになっています。(下図参照)※打合せに使用したパースです。 |
吹抜けの壁は、開放感を損なわないよう、フラットバーを設置します。 階段は最近人気のオープンな雛壇階段に決定しました。 |
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※イメージ図です。 |
寝室へはウォークインクローゼットとホールからの2方向から出入り出来るようになっており、ご家族が就寝中でも電気を点けずに着替えを済ませて、寝室に入ることができます。 また、フラワーアレンジメントが趣味の奥様がお花を飾っていただけるスペースとして、ホール部分に飾り棚の造作をご提案しました。毎日通るこの場所が癒しのスペースとなります。(左図参照) |
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※イメージ図です。 |
1Fから階段を登りきり後ろを振り返ると、もう一つの廊下(上記の部分)がガラスの壁越しに見えます。この通路の壁には窓があり、ガラスの壁を通ってこの窓から階段へ光が入ります。 (左図参照) |
プライバシーと風通しの工夫
寝室は隣地のバルコニーと高さが同じため、プライバシーを考慮して計画を行いバルコニーの正面の壁は目線ぐらいの高さで設置しました。奥様より「この高さで全て壁にすると風が通らなくなりそうなので、スリットの開口はどうですか?」というアイディアを頂き、幅の広いアルミルーバーを設置して風の通り道を確保しました。また、両サイドにスリット開口を開け、隣地側のスリットは現地で大きさを調整し、反対のウッドデッキ側は極力大きく開け、風がたくさん通るようにしています。(下図参照)
※打合せで使用した図面です。 |
寝室に隣接するバルコニーは南側のため、夏の強い日差しが寝室に入りこみます。これを遮れるよう庇となる屋根を通常よりも45cm長くしました。 |
リフォームを考えた計画
2Fには4畳の納戸と、3畳のウォークインクローゼットが隣接しており、この2部屋を仕切っている壁の中には柱がありません。これはお施主様からのご要望により、将来、リフォームで2部屋つないで1つの部屋にできるようにしているためです。また、コンセントやスイッチ、エアコン、窓も将来的取り付けしやすいように計画しています。内装・クロス選び
お施主様のご要望により内装はナチュラルなベージュ系の色味をベースに、無垢材のフローリングや漆喰を取り入れた飽きのこないナチュラルモダンの空間造りを目指して打合せを進めました。床暖対応のフローリング:ロイスフローリング・オーク カラー:オーク・ナチュラル(表面素材:ナラ材) 天然木の美しい木目と柄を出すために、木の切り方までこだわった床暖房対応フローリング材です。 LDKは床暖を設置されるので、無垢材の表面と合板の性能を兼ね備えた床暖対応の複合フローリング『ロイズフローリング』をご提案しました。 |
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※MJHOUSEの施工例です。 |
フローリング:無垢材のオーク それ以外のフローリングは無垢材のオーク(ナラ材)を セレクトされました。 オーク材の施工例:大阪市東淀川区豊里6丁目 『時間がゆっくりとながれる 70年代のカフェを目指したお家』 ↑ギャラリーでご覧頂けます↑ |
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※MJ HOUSEの施工例です。 |
LDK:漆喰の壁 LDKの壁の漆喰塗りは、48projectの標準です。 空気の清浄化、調湿、消臭といった性能性だけでなく、クロスでは出せない塗り壁の質感はナチュラルな雰囲気を一層引き立てます。 |
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階段横のアクセントニッチ LDKの階段横には3段ニッチを造りました。 空間のアクセントとなるように、内部は3つとも中のクロスの色を変えました。(左図参照) |
外観
今回の外観は「飽きのこないシンプルなスタイル」「外構の石材や植栽が映える外観」がテーマです。そこで、窓の種類(開ける方向)は全て統一し、外観色にアクセントカラーは加えず、白に近いナチュラルなベージュ色1色で塗装しました。打合せに使用したイメージパースです。 | ||
アクセントカラーを加えたパターン。 | ||
一色塗りにして、角度を変えたもの。 | 角度を変えたもの。 |
※打合せに使用したイメージパースです。 |
これより外壁の色やアプローチの形などを検討し、最終決定しました。
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