※イメージパースです |
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打ち合わせのヒアリングで一番大切にしていることは、「お施主様は何を求めてらっしゃるか」です。 お施主様に「こんなのが欲しかった。」と言って頂けるようなご提案ができるように、ヒアリングやプラン造りに励んでいます。一番最初の打ち合わせの時にイメージの共有ができていたからか、その後の僕の提案を快くご承諾して頂き、「任せてもらえている。」と感じることができました。T様は僕の理想とするとても素敵なご夫婦で、T様のご年齢だからこそ活きてくる空間造りを目標にご提案させていただきました。 |
石川 雅教 |
敷地の特徴
南向きの角地で周辺は高級住宅街。 東側と北側は建物が隣接している。 ほとんど高低差もない平坦な地形。 |
住吉区帝塚山中の分譲地を見られたお施主様からMJ-HOUSEへお問合せを頂いたことからお家造りは始まりました。
内覧会へ何度もご参加いただき、一緒にお家を見ながら、打ち合わせを進めていきました。
参考プラン図を持参され
打ち合わせの時に、知人から書いてもらったという参考プラン図を持参されました。そのプランを一緒に拝見しながら、ヒアリングをしているとT様から「別にこのプランでなくていいんです。」とのお言葉が。
そこで、現在所持してらっしゃる物、現在のライフスタイル、将来のライフスタイル、どんなインテリアのものがお好きか、理想のイメージなど更に深くヒアリングをさせて頂き、T様ご家族をイメージした新たなプランを提案させてもらいました。
イメージの共有作業
毎回、お客様とイメージを共有することはなかなか大変な作業です。今回、T様は打ち合わせの時に「こんな感じにしたいんです。木目や木のもつ優しいナチュラルなイメージがいいんです。」と、ヨーロッパの住宅が載った雑誌を持ってこられました。これにより、T様が理想とされるお家の内装と外観のイメージを共有することができました。T様の年代だからこそ活きてくる雰囲気創り。
T様がご希望されたイメージは、ヨーロッパの伝統的なナチュラルなプロバンス調のものでした。そこで、日本の風土、お家に対して求めてらっしゃる機能性、ライフスタイル、そしてなによりT様らしいお家。これらを考慮し、「ナチュラルだけどナチュラルすぎない。かわいいけれど、かわいすぎない。落ち着いた大人の上質な空間造り」 というキーワードをもとにお家創りを進めていきました。キッチンを家具のように使いたい
「キッチンを家具のように使いたい」 という奥様からのご要望がありました。そこで、リビングの家具やインテリアとなじむようなLDKとキッチン空間をご提案しました。
T様のイメージとして「木目や木のイメージが良い」とのことから、そのイメージ内のものでご提案したメーカーは2社あり、1社は吹田市U-HOUSEでも使用したキッチンハウスのキッチン。もう一つはwood oneのもの。
どちらもショールームにご一緒し、実際に確認してもらいながら無垢の木質感を存分に楽しんでいただけるwood oneに決定しました。
写真はメーカー施工例です。 |
WOOD ONE イージィーシリーズ キッチンの扉やカウンターに建具と同じ木質素材を使用していますので、リビング、ダイニングに合わせてキッチンまでLDKをトータルでコーディネートできます。 |
お家全体をトータルコーディネート
リビングの北側と南側に設置する大型収納家具や室内ドアやクローゼット、笠木、窓枠にいたるまで建具も全て同じWOOD ONEの同シリーズで揃え、お家全体に統一感を持たせます。建具や扉の色は落ち着いたミディアムブラウン色を採用。ナチュラルな中にも重厚感を演出します。細部にこだわりディテールを統一させることで、お家をトータルコーディネートしました。
イメージパースです。 |
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メーカー写真です。 |
WOOD ONE カラー:ミディアムブラウン色 ほんのり赤みを帯びた温かい空間を演出する2011年7月発売したばかりの新色です。 穏やかな空間にも、モダンなアクセントカラーとしても活きる色です。 取っ手にはロートアイアンを採用。 |
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※写真はMJHUOSEの施工例です。 |
ロートアイアン LDKを中心に内装のイメージが決まり始めたころ、キッチンや家具の取っ手部分に使用するアイアンを吹き抜けの手すりと1Fの階段部分にアクセントとして使用することをご提案。 職人さんが1本1本制作するロートアイアンは、ハンドメイドのぬくもりがあります。支柱の間が開き過ぎないよう2種類のオニオンを組み合わせて設置。重厚感の中にも植物をモチーフとした曲線がほどよいアクセントに。 使用アイアン:オニオン |
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花台 さらに外観デザインにも花台部分にアイアンを取り入れます。 これは、ヨーロッパの雑誌で見られた奥様からのご要望です。 そのほか、妻飾りやバルコニーの開口部分にもアイアンを使用し、内と外に統一感を持たせました。 |
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イメージパースです。 |
造作洗面台 お家のイメージを統一させるために、ディテールにこだわり造作する洗面台です。 鏡の木枠、洗面台、収納の扉部分をリビングの建具色と合わせて造ります。 天板のタイルは温かみのあるベージュ色をセレクト。ほどよい光沢が上品なモザイクタイルです。 また、入口は雰囲気が合うようにアール型にしました。 照明にはマリンランプを設置します。 1F、2Fのトイレにも同じマリンランプを設置し統一感を演出します。 |
お布団を収納するために。
寝室に関しては、・お布団で寝るので寝室は畳であること。
・お布団の収納場所を確保する。
・夫婦のくつろぎの空間(セカンドリビング)が欲しい。
以上のご要望がありました。
寝室は約12畳のタタミと洋室の続き間にし洋室部分の床を下げ、畳スペースの床下に引き出し収納を造りました。お布団はこの床下引き出しに収納します。また、くつろぎの空間にはご主人のご希望により「ちょっとお酒を飲むとき・ちょっとお腹が空いた時に作れるように」とミニキッチンを設置。
セカンドリビングとしてご利用頂けます。
MJ HOUSEの施工例です。 |
木造制震GVA工法
T様が地震対策を気にされていたので、木造制震GVA工法をご提案しました。このGIVA工法は建物が受ける地震の揺れエネルギーを熱エネルギーに変換し、吸収することで建物の被害を軽減する制震技術です。 繰り返しの地震(余震など)に効果を発揮し、建物の耐久性や寿命を高めます。 阪神大震災で木造40坪二階建てが受ける地震エネルギーの総量は約25Kcal。 これはアーモンドチョコレート1個分の熱エネルギーに相当します。 GVAは地震エネルギーの半分を熱に変換できます。これにより、力で耐える(耐力壁で抵抗しなければならない)エネルギーは半分で済むのです。 GVAは地震時、約10℃の熱を放出しながら地震エネルギーを吸収し“揺れにブレーキ”をかけて、建物を守ります。 |
主な地震対策技術 |
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耐震 一般的な技術。 『地震の力』に『建物の力』で耐えようとする技術。 |
免震 建物と土台と基礎の間にボールなどをはさみ、地震の揺れを直接建物に伝えない技術。設置するためには、さまざまな制約がある。コストが高く定期点検が必要。 |
制震 エネルギー吸収システムが、地震の破壊エネルギーを建物に無害な熱エネルギーに変換して消費する技術。地震エネルギーの50%以上を吸収し、連続する地震でも損傷を最小限に抑え、大地震後も 軽微な補修だけで住み続けられる。 (GVA工法もこれに入ります) |
天窓
ご主人のお知り合いの方から天窓をすすめられ、「どうしても使いたい」とのご希望がありました。子供部屋が北側になりマンションが隣接しているのでプライバシーを考慮すると十分なサイズの窓の設置ができません。
そこで、天井を勾配天井にし、天窓を設置することに。空からの光で明るさを確保します。
土間収納
T様の持ち物をお聞きした時にゴルフバック、バーベキューセット、レインコートなどがありました。そこで、最近MJHOUSEで大人気の土間収納をご提案。積極的に内覧会にご参加頂いていたので、土間収納を直接ご覧頂き、是非取り入れたいと採用!最近、この土間収納が本当に人気があるんです。
外観
イメージパースです。 |
外壁はこて塗りの塗り壁(ベルアートシリーズ)で仕上げます。ナチュラルな感じが表現できます。
サンドストーム仕上げ カラー:AC-1400 |
外壁の貼り分けしたもの | ||
最終パース | 最終パース正面 |